LED照明、化学・電機業界が全面対決 すみ分け崩壊

白熱電球や蛍光灯に代わる省エネ商品のLED(発光ダイオード)照明器具を巡り、化学メーカーが最終商品の販売を始めた。もともと化学メーカーは「川上」の部品を手がけ、「川下」の製品販売は電機メーカーと、すみ分けてきた。単価が高く売り上げが伸びているLED照明では、それが崩れ、電機業界は部品の自社生産拡大で対抗。両業界の真っ向勝負になっている。

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 LED照明は消費電力が白熱電球の15%前後で済み、人気を集めている。2009年は318億円だった国内の市場規模は、15年には1342億円まで成長する見込みだ。

 住友化学は2月、「スミルック」のブランド名で自社開発のLED照明の発売を始めた。現在は長方形の板状の形しか製造しておらず、学校の教室や企業などのオフィス向けの販売が中心。将来的には円形なども製造し、家庭向け市場にも参入する方針だ。

 基板や蛍光体などLED照明の基幹部品の製造技術を持つ三菱化学は9月から欧州で、家庭向けのLED照明の販売に踏み切った。同社は1990年代からDVDなどの記録メディアを「バーベイタム」のブランドで120カ国で販売しており、そのブランド力や販売網をいかす。日本でも販売する予定だ。奥川隆生・執行役員情報電子本部長は「世界で取れるシェアがわずか1%としても、パイは大きい」と話す。

 迎え撃つ電機業界。シャープは、これまで主に化学メーカーに外注してきたLED素子の一部を自社製造し始めた。狙いは製造原価の引き下げ。海外メーカーの参入などもあり、単価が高いLED照明も販売現場ではじわじわと価格の下落が始まっているという。東芝なども、同様の取り組みを強める考えだ。

 業界の垣根を越え、他業界への参入について住友化学の広瀬博社長は「材料開発にとどまらず、付加価値の高い商品で新分野に進出することは市場の活性化につながる」と語り、今後も積極的に川下への戦略を続ける考えだ。(