コンビニ強盗、実は店長の狂言 うその通報容疑で逮捕

栃木県警は２７日、宇都宮市のコンビニエンスストアで５月に強盗致傷事件を自作自演して警察の業務を妨害したとして、この店の店長で同県壬生町表町、コンビニ店経営三河哲史（あきふみ）容疑者（３６）を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

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　発表によると、三河容疑者は５月３１日午前１０時４０分ごろ、同市針ケ谷１丁目の「ローソン宇都宮針ケ谷１丁目店」の駐車場で、「強盗です。売上金を奪われた」などとうその１１０番通報をして捜査活動をさせ、警察官の業務を妨害した疑いを持たれている。

　三河容疑者は、「３日分の売上金や自動車税の納税金など計４４３万円を銀行に入金に行く際、男に刃物で切りつけられて現金入りバッグを奪われた」などと申告。右のほおには約１０センチ程度の切り傷も付けていた。被害の確認をする際に矛盾点が多いことなどから、県警はうその通報との疑いを強めた。４４３万円の行方は不明で、県警は三河容疑者から詳しく話を聴くという。