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家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の問題で、すべての牛や豚が殺処分された宮崎県東部地域で最後に殺処分された民間種牛6頭について、農林水産省は、採取していた血液をもとに過去の感染の有無を調べる抗体検査を始めた。5日、篠原孝副大臣と面会した同県の東国原英夫知事が明らかにした。

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 民間種牛をめぐって知事は、貴重な財産であることや周囲に家畜がいないことを理由に延命を求めたが、国は認めなかった。飼い主の同県高鍋町畜産農家、薦田長久(こもだ・ながひさ)さん(72)は、感染していなかったことを証明したいと抗体検査を求めたが、国はそれも認めていなかった。

 東国原知事は「感謝している。陰性なら防疫が正しかったということ。感染の確率を少なくできる(対策のための)材料になる」と話した。